羆撃ち久保俊治の人となり思想はどうやって誕生したのか?

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羆撃ち (小学館文庫) [ 久保俊治 ]
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羆撃ち (小学館文庫) [ 久保俊治 ]を読んでまず感じた事は著者である久保さんはとてつもなく純粋な人であるということだ。

 

羆をはじめとする動物達、広大な大地、豊かな自然を心の底から愛している人である。
これだけ純粋に愛する気持ちがあれば自然からも愛されているのであろう。

直視すると眩しくなってしまうような純粋な心をこの現代でいかにして持つことができたのか?

羆撃ち (小学館文庫) [ 久保俊治 ]を読んだ人なら直ぐにピンッと来るだろう。

 

それは年少期から自然の中で過ごした多くの時間と、両親の大きな愛である。
小説には母親の描写についてはほとんどないが、狩猟の師でもある父親についての描写は非常に多くある。

 

父親としての器と愛情の大きさを如実に表しているのが
風呂場での着替えのシーンである。

 

父の子供の育て方は、今思い返してみると、世間一般とは違っていたのかもしれない。銭湯に行っても、私の服の着脱には決して手を貸してくれず、何分かかろうと黙って傍らで待っていた。だが、渓流での釣りなどでは何枚もはいた靴下の上から、ワラジを手ずからしっかりとはかせてくれた。雪の山では、手袋が湿り、手が凍えはじめるころには、懐から温かく乾いた替わりの手袋を出し、手にはめてくれた。

 

私自身3人の子の親であるが、久保さんのお父様のような子供に対する接し方には尊敬の念に値する。
頭では解っていても実際に同じような場面では不必要に手を貸してしまうであろう。

それは決して子供のためではなく、自分が早く楽したいと思うために手を貸すのである。

この小説は私にとって単独羆狩猟の全容だけでなく、人としての矜持を教えてくれる貴重な本なのだ。

 

久保さんのお父様は少年期の頃から他の親では子供に決して触らせないであろうナタなども携帯させていた、とある。
ナタを持たせる、銃の手入れをさせる、などきちんと我が子の肉体の成長と精神的な成熟をしっかりと見極めて権限を与えていたのだと強く感じた。

 

このことからもお父様も恐らく非常に優秀なハンターであったことは想像に難くない。

 

これから猟師として生きていくことを決めた私にとってこの本は多くの事を教えてくれた。
いつか私も久保さんのように、自分の体験を通じて多くの人に伝えていきたいと思う。
 
私もこれから免許を取得して猪や鹿を狩り、新鮮な心臓を焼いて塩を振りかけて食したらまた改めて報告したいと思っている。

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副業サラリーマン:たけ志

脱サラ移住猟師:たけ志

未就学児3人を抱えたまま東証1部上場企業を退職し転職先はまさかの猟師!!しかも全く土地勘の無い四国へ移住しました!

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